状況別の海外送金

【急ぎの海外送金】送金額別にベストな方法を選ぼう【具体例つき】

2017-11-21

【急ぎの海外送金】送金額別にベストな方法を選ぼう【具体例つき】

「送金期限が迫っている」「すぐに海外送金をしなくてはならない」という場合、慌てて手続きしてしまうと高い送金コストを払うことになり、大切な資金を無駄にしてしまいます。限られた状況においても、可能な限り条件に合うベストな送金方法を賢く選ぶようにしたいですね。

本記事の内容

  • 急ぎで海外送金するときに留意すべきこと
  • 急ぎの海外送金での金額別の選択肢
  • ギリギリになる前にやっておきたいこと

本記事を書いた人

  • 海外永住ビザを取得しての海外移住経験あり
  • 移住や投資を通じて「日本⇒海外」の海外送金を経験
  • 帰国後は「海外⇒日本」の海外送金を経験
  • 仕事上も小さな会社のCFOとして多様な海外送金を経験

この記事を書いているマリーは、海外送金歴かれこれ20年。いろいろな海外送金を体験してきました。

当サイトでは、海外送金・外貨両替・国際派のマネーに関する情報を、わかりやすくご紹介しています。

手続きは急ぐとしても、冷静な視点で送金方法を選びたいですね。当記事の内容をぜひ参考にしてください。

*当記事は、データの日付を個別に明記しているものを除いては、2020年7月時点での情報を参考にしています。各サービスのご利用にあたっては、必ず最新の情報をご確認ください。
*当記事では、受取人が銀行口座か現金で受け取る場合を想定しています。

 

急いで海外送金する際の留意点

急ぎで海外送金する際には、現時点から相手がお金を受け取るまでにかかる時間を考える上で、以下の3つの点を考慮する必要があります。

 

アカウントの開設が必要か?素早くできるか?

ほとんどの海外送金方法では、「事前の口座・アカウント開設」が必要なため、急ぎの海外送金では、送金の手続きの前に「口座・アカウントの開設にかかる日数・時間」を考慮する必要があります。

急ぎの場合には、口座やアカウントの開設なしで手続きできる方法」あるいはスピーディに口座・アカウント開設できる方法」を選ぶことになります。

 

実際の送金にかかる時間(日数)は短いか?明示されているか?

純粋な送金の時間、つまり「送金手続きをしてから受取人がお金にアクセスできるまでの時間がどのくらいか?という点を確認する必要があります。

さらに留意すべき点は、「送金に必要となる時間や日数の目安をきちんと明示しているか?」という点です。

銀行や海外送金サービスによっては、はっきり明示しない場合があるので、急ぎの場合は少なくとも日数の目安を明示している方法を選ぶようにしましょう。

 

海外送金したい金額はいくらかか?

海外送金の方法によって送金限度額が異なります。

そのため、急ぎの状況でも送金額によって選べる選択肢が違いますので、送金額に応じて可能な方法にフォーカスして選択肢を絞っていくようにしましょう。

 

送金額別の急ぎの海外送金方法

ここからは、海外送金する金額レンジ別に、急ぎの場合に考えられる選択肢をご紹介いたします。

受取人の状況(口座で受取りなのか、現金で受取り可能なのか、あるいはアカウントで受取り可能なのかなど)によっても選択肢が変わってきますが、

限られた時間で送金方法を決定する際のファーストステップとして参考にしてください。

 

送金額が10万円以下の場合

トランスファーワイズ

トランスファーワイズは、初めての海外送金でも1日以内に手続き完了も可能です。

というのは、TransferWiseの使い方:ステップバイステップガイドで説明されているように、「初めてTransferWiseで送金する場合で10万円以下の場合、住所確認は送金が済んでからでもできる」からです。

また、送金にかかる時間・日数は、入金確認に通常1~2営業日、さらに実際の送金時間についてはトランスファーワイズのヘルプページ下方にある「各通貨の基本情報」のページに基本情報として表示されています。(例えば、豪ドルであれば「AUDへ送金する」の基本情報を参照します。)

受取人がいつまでに受け取らなくてはならないかを逆算して、間に合いそうかどうかを判断すればよいでしょう。

急ぎの海外送金の場合、手数料が高い方法を選びがちですが、【具体例】海外送金手数料を異なる方法で比較で見たように、トランスファーワイズは隠れコストがないので、手数料を抑えて送金することができます。

トランスファーワイズについては、以下の記事でもご紹介していますので、参考にしてください。

オススメ!
「トランスファーワイズ海外送金」の画像
【トランスファーワイズの海外送金】隠れ手数料なしが安心!

続きを見る

 

FSA国際送金

東南アジア各国への送金であれば、ゲスト送金が可能なFSA国際送金サービスが便利です。

こちらもインターネットで手続きが完結できますので、東南アジア各国宛ての10万円までの急ぎの送金の場合に、検討するとよいでしょう。

  • 送金額が10万円相当額までであれば、ゲスト送金として、事前の会員登録がなくても送金が可能です。
  • インターネットで手続きが可能で、手続き完了後すぐにトレーサーナンバーが発行されます。
  • 受取り人は、東南アジア9ヶ国(カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、バングラデシュ)における10,500以上の現地拠点で、トレーサーナンバーと身分証明書を呈示することで現金を受け取ることができます。

 

送金額が10万円~100万円の場合

ウェスタンユニオン国際送金

ウェスタンユニオン国際送金は、ウェスタンユニオンの取扱店での送金手続きであれば、事前にアカウントを持っていなくても送金手続きができます。日本では、大黒屋やトラベレックス等が取扱店になっています。

  • 取扱店での現金受取りの場合、送金管理番号(MTCN)番号が発行されれば、すぐに現地で受取りが可能になります。
  • 銀行口座での受け取りの場合、「資金は受取人の銀行口座に、1~3営業日内に送金されます。送金対象国により所要日数は異なります」となっています。

ウェスタンユニオン国際送金の利用にあたっては、いくつか留意しておきたい点もあります。以下の記事でご紹介していますので、参考にしてください。

参考記事
「ウェスタンユニオン国際送金」の画像
【ウェスタンユニオン国際送金】理解しておくべき手数料と留意点

続きを見る

 

送金額が100万円を超える場合

2019年になって、多くの銀行で窓口での現金での海外送金は受け付けなくなり、その銀行に口座をもっていることが銀行での海外送金の前提となりました。

したがって、銀行で海外送金する場合、「銀行口座を開設⇒海外送金手続き」という流れになります。

すでに口座を持っている銀行

急ぎでまとまった金額の海外送金をする場合には、口座開設をする時間を節約できますから、まずは自分が口座を持っている銀行の海外送金サービスが選択肢となるでしょう。

その場合、インターネットバンキングで手続き可能な数100万程度までの海外送金であれば、同じ銀行でも送金手数料・為替手数料が窓口よりも安く設定されている場合がありますから、インターネットでの手続きを検討してください。

ただし、窓口としてもインターネットとしても、国際業務にあまり強くない銀行の場合には、「手数料が高い」「送金にかかる日数も長い」という傾向がありがちのため、下記の2つの銀行も選択肢として比較してみてください。

 

SMBC信託銀行プレスティア

店舗数は少ないですが、店舗へ行けば、基本的に店舗窓口で当日に口座開設することができます。

そして、口座開設後にすぐに口座入金あるいは口座振り込みをすれば、その場で海外送金手続きをすることも可能です。

SMBC信託銀行プレスティアについては、以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。

参考記事
「プレスティアの海外送金」の画像
【SMBC信託銀行プレスティアの海外送金】理解しておくべき手数料と留意点

続きを見る

 

三菱UFJ銀行

SMBC信託銀行の店舗が近くにない場合には、銀行での急ぎの海外送金としては、三菱UFJ銀行が選択肢となってくるでしょう。

店頭窓口、テレビ窓口での手続きで即日に口座開設できます。

そして、口座開設後にすぐに口座入金あるいは口座振り込みをすれば、その場で海外送金手続きをすることも可能です。

三菱UFJ銀行については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてください。

参考記事
「三菱UFJ銀行の海外送金」の画像
【三菱UFJ銀行の海外送金】理解しておくべき手数料と留意点

続きを見る

 

だんだんと大金の海外送金が難しくなっている?!

以前と比較して、銀行窓口で海外送金を扱う銀行・支店が限られるようになってきました。

また、口座を持っていても、海外送金をするお金の出所の確認など、かなり細かいチェックをされるようになってきています。(新たに口座を開設してお金を振込み、そこから多額の海外送金をしようとしても、すぐにうまくいかない可能性も考えられます。)

このような背景を考えると、海外留学・海外赴任・海外移住など国際的なライフスタイルを送る場合、あるいは海外投資・不動産購入などで多額の海外送金が見込まれる場合には、海外関連サービスの充実している銀行の口座を「事前に開設」「利用実績をつくる」という中長期的な視点も重要になりつつあります。

 

直前まで待たずやっておきたいこと

「もうすぐ海外送金だな・・・」という場合でも、忙しい日々のなかで、なかなか海外送金について調べる時間がとれないかもしれません。

どの方法を利用するか具体的に決めることはできなくても、スケジュール的な余裕があるうちに、共通してやっておくとよいことがあります。

ギリギリになって焦る状況を避けるためにも、直前になる前に以下のことをやっておくと安心です。

 

情報&書類を準備しておく

海外送金をする場合、共通して必要となる書類・情報があります。

準備をするのに日数がかかる場合もあるので、海外送金を予定しているのであれば、時間的&気持ち的に余裕があるうちに準備をしておきましょう。

必要となる情報&書類の一般的なことについては、以下の記事でご紹介していますので、参考にしてください。

参考記事
海外送金に必要な書類と情報の画像
【海外送金に必要な情報と書類】焦らないよう早めに準備しよう

続きを見る

 

口座・アカウントを開設しておく

ギリギリになるほど選択肢が狭まって、送金コストの高い選択肢を選ばざるを得なくなりがちです。

多くのサービスで、口座・アカウントの開設・維持であれば費用はかからないので、利用する可能性の高いサービスについては、事前に口座・アカウントの開設をしておけば、結局は安心です。

国際派におすすめな定番サービス

国際的なライフスタイルを送る方にとって利用価値の高い定番サービスがいくつかあります。日程的な余裕があるうちに、口座・アカウント開設を検討するとよいでしょう。

トランスファーワイズ:「日本でも海外でも利用可能」「隠れコストがない」「早くて安い海外送金」に特徴があります。100万円までの海外送金であれば、まず候補として検討しましょう。
参考記事:トランスファーワイズ海外送金の特徴と手数料

セントラル短資FX:「FX口座を使ったお得な両替「国内でも海外でも使える」など、大きな金額を「日本⇒海外」「海外⇒日本」の海外送金が見込まれる場合には、ぜひ利用したいサービスです。(特に、数百万~数千万円という大きな両替では、節約できる金額がとても大きいです。)
参考記事:【セントラル短資FXで両替コストを抑えよう】国際派なら長期でもちたいFX口座

ソニー銀行:「ネット完結」「Sony Bank Wallet」「為替手数料が低め」「リフティングチャージなし」など、国際派なら利用できるシチュエーションが多くあります。(ただし、海外在住となると国内から海外への海外送金はできません。)
参考記事:【ソニー銀行の海外送金】理解しておきたい特徴と手数料【留意点つき】

SMBC信託銀行プレスティア:「大きな金額の海外送金」「海外在住でも海外送金可能」など、国際派にとってソニー銀行のサービスを補完するサービスがあります。
参考記事:【SMBC信託銀行プレスティアの海外送金】理解しておきたい特徴と手数料【留意点つき】

 

まとめ:金額レンジごとの選択肢は限られる、決めたらすぐに行動しよう

急ぎの海外送金は、利用する方法を決めたらすぐに手続きへ進んでください。

日本時間で数時間の少しの差であっても、時差の関係で結果として1日ずれてしまう場合もあるので、どんどん手続きを進めるのが大切です。

大切に貯めてきた資金を海外へ送金する重要なタイミングである場合も多くあります。ギリギリになっての手続きは気持ちが落ち着きませんが、冷静にやるべきことを粛々と進めていきましょう。

 

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