ゆうちょ銀行の海外送金の特徴と手数料 | 海外送金ラボ

ゆうちょ銀行の海外送金の特徴と手数料

 

ゆうちょ銀行の海外送金・国際送金については、2018年1月9日より、従来の窓口での海外送金に加えて、ゆうちょダイレクトでの海外送金が可能になったことにより、いろいろな変更がありました。2018年5月には、窓口での海外送金の手数料料金が変更されて、以前より高くなりました。

 

窓口での手数料は高くなってしまいましたが、ゆうちょダイレクトで海外送金ができるようになったことで、インターネットでの手続きの利便性が増えたうえに、一部の国を対象として、仲介機関・受取銀行でかかってくる手数料が無料になるサービスが特筆されます。

 

ここでは、ゆうちょ銀行の海外送金・国際送金について、その特徴を詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

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ゆうちょ銀行による海外送金のメリット

 

窓口での手続きならば口座開設に必要がない

口座がなくても窓口で手続きできます。手続きできる窓口も、ゆうちょ銀行窓口に加えて、一部の郵便局窓口で可能となっています。(国際送金取扱郵便局の見直しについてにあるように、窓口で海外送金手続きができる郵便局は、2018年4月から従来の半分ほどになっています。)

 

手数料体系がシンプル

通貨や金額の大小にかかわらずに、1回あたりゆうちょダイレクトで2,000円、窓口での手続きで口座間送金4,000円、口座あて・住所あて送金5,000円となっています。(ただし、後述するように、為替レートへの上乗せレートからくる為替手数料が総額のコストに含まれてくる点にや注意が必要です。)

 

送金可能国が多い

国際送金取扱国一覧にあるとおり、送金可能国が非常に多くなっています。口座あて送金ができない地域でも、住所あて送金で送金する方法があります。

 

送金先の国ごとの説明がウェブサイトに掲載されていてわかりやすい

各国ごとに、表示貨幣(使用通貨)、送金日数の目安(営業日)が明記されているので、事前に準備するときの参考になり安心です。

 

仲介手数料・受取手数料が無料となる国・地域がある

ゆうちょダイレクトによる海外送金では、提携しているアースポート社との提携によって、仲介機関・受取銀行で発生する仲介手数料・口座登記料などが無料になる国・地域があります。該当の国・地域は、ゆうちょダイレクト国際送金」の開始および国際送金の料金改定についてにて説明されています。

 

 

ゆうちょ銀行に代わる手数料の安い選択肢

 

ゆうちょ銀行の国際送金では、表面的な送金手数料に加えて、上乗せレートからくる為替手数料がかかるために、総額の送金コストが高めになります。そのため、送金コストをおさえて送金したいと考える方は、別の選択肢も合わせて検討しましょう。

 

ここでは、その選択肢のひとつとして、為替手数料がかからないトランスファーワイズをご紹介いたしますので、参考にしてください。

 

トランスファーワイズについて

 

トランスファーワイズの魅力は、何よりもわかりやすく透明な手数料です。

 

海外送金の手数料は、一般的に複数の手数料があり、そのなかでも為替レートの上乗せレートからくる為替手数料は、私たち利用者には見えにくいものです。トランスファーワイズの海外送金では、このような見えにくさはまったくなく、手数料はわかりやすい送金手数料だけです。

 

  • トランスファーワイズでは、為替レートは上乗せレートがない本当の為替レート(上乗せレートがない仲値)が使われます。
  • トランスファーワイズでは、送金にかかる手数料は、手数料として明瞭に示されます。隠れたコストがありません。たとえば、10万円を米ドルで送金する場合、トータルの手数料は646円(両替額の0.55%+100円)となっています。

 

下の表は、30万円をオーストラリアへ豪ドルで送金しようという場合の、ゆうちょダイレクトとトランスファーワイズを利用した比較例です。表面的な送金手数料には大きな差はありませんが、ゆうちょ銀行の両替レートに上乗せレートが加わっており、上乗せレートからくる為替手数料を加えて手数料合計を比較すると、大きな差が生じています。

 

30万円を円⇒豪ドルでオーストラリアへ送金の場合のゆうちょダイレクトとトランスファーワイズの比較例*

  ゆうちょ銀行 トランスファーワイズ
送金額 300,000円 300,000円
送金手数料 2,000円 *1 1,879円 *2
送金できる金額(両替額) 298,000円 298,121円
両替レート 81.24円 *3 79.24円 *4
受取人の受取額 3,668.14豪ドル 3,762.25豪ドル
為替手数料 7,337円 *5 0円
振込手数料 0円 432円 *6
手数料合計 9,337円 2,311円
送金にかかる日数 申込日+2〜4日程度(土日休日は除く) 1-2営業日

*:2018年9月12日午前11時での比較例
*1: ゆうちょダイレクトの国際送金の場合(窓口の場合は4,000円)
*2: トランスファーワイズの豪ドル送金手数料 両替額の0.6%+90円
*3: ゆうちょダイレクトの国際送金の該当日の豪ドルレート(毎日午前11時に更新)
*4: トランスファーワイズは仲値を採用しているので、ゆうちょ銀行との比較のために同時点での仲値を利用
*5: (298,000/81.24 - 298,000/79.24) x 79.24 = (3,668.14 - 3,760.73) x 79.24 = -7,337円
*6: 自分の口座からトランスファーワイズへの銀行振込みの場合。例としてメガバンク(みずほ銀行・三井住友銀行)から振込みした場合の手数料。三菱UFJ銀行やネット銀行からの振込みならばもっと安い。

 

 

 

30万円の送金なのに、トータルの送金コストで7千円以上もの差が生じています。さらに、今回は、米ドル・ユーロといった主要通貨とその他のマイナー通貨の間をとって豪ドルで比較していますが、一般的にマイナー通貨では上乗せレートからくる為替手数料が一層に高くなり、両方法の差額が広がります。

 

大切な資金を賢く使うためには、手数料合計で比較するという視点をもつようにしたいですね。

 

日本語公式サイトです

トランスファーワイズの公式ページ

当サイト内の詳細ページです

トランスファーワイズの詳細ページ


日本語公式サイトです

トランスファーワイズの公式ページ

 

当サイト内の詳細ページです

トランスファーワイズの詳細ページ

 

 

 

ゆうちょ銀行による海外送金の留意点

 

ゆうちょ銀行の海外送金には他にないメリットはありますが、利用にあたってはいくつか気をつける点があります。

 

上乗せレートとしての為替手数料に留意

上記で説明したように、ゆうちょ銀行の海外送金で利用される為替レートには、上乗せレートがのっています。そのため、実際には、送金手数料のほかに、上乗せレートからくる手数料がかかっていることになります。

 

マイナンバー登録は窓口での手続きが必要

ゆうちょダイレクトでの海外送金手続きには、マイナンバーのご登録が必要(*)になりますが、これはオンラインではできません。キャッシュカードや通帳等を持って、ゆうちょ銀行または郵便局の窓口で手続きが必要になります。

 

(*)2015年12月末までに開設した口座の場合は、2018年12月末まではマイナンバーの届出がなくても国際送金を申し込みできます。詳しくは、マイナンバー制度についてでご確認ください。

 

1回あたり100万円未満まで

ゆうちょダイレクトでの海外送金では、限度額があります。1回あたりは100万円相当額未満になっていますので、大きな送金には向きません。

 

口座がないとオンラインでレート確認できない

ゆうちょダイレクトにログインすれば為替レートを確認できますが、口座を持っていない場合には、オンラインで為替レートを確認できません。事前に確認したい場合にはゆうちょコールセンター へ電話をして確認することになります。

 

管理人画像

 

ゆうちょ銀行の海外送金は、従来どおり、窓口へ行けば手続きできるという点で、三菱UFJ銀行同様に、「口座をあけている時間がない」場合には頼りになります。

 

ただ、(上記で説明したとおりに)上乗せレートからの見えづらい為替手数料がかかっている上に、窓口での手続きは送金手数料そのものも高いので、日程的余裕があるのであれば、トランスファーワイズなどを検討しましょう。しっかりとした選択眼をもって選ぶことが大切ですね。


 

 

金額が大きい場合にはFX口座を利用した海外送金も選択肢

数百万~数千万円という大きな金額の海外送金の場合には、FX口座を利用した海外送金によって節約できる金額が大きくなります。状況に応じて検討してみるとよいでしょう。下記の記事を参考にしてくださいね。

 

FX口座で安心&安いレートで送金ができる

fxのイメージ写真

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ゆうちょ銀行による海外送金の基本的事項

 

1.  為替マージン(USDの例)

為替レートはゆうちょダイレクト内、窓口、ゆうちょコールセンター での確認可能

2.  送金手数料(1件あたり)

ゆうちょダイレクト:2,000円(口座間送金)
窓口:4,000円(口座間送金)、5,000円(口座あて送金、住所あて送金)

3.  リフティングチャージ

該当なし(必ず円貨から外貨へ両替して送金)

4.  受取手数料

受取先による。ただし、ゆうちょダイレクト利用の場合、無料となる国・地域あり

5.  受取手数料の送金人負担

不可

6.  中継銀行手数料

受取人負担。ただし、ゆうちょダイレクト利用で、無料となる国・地域あり

7.  円送金

不可

8.  取扱い通貨

ウェブサイトに記載。主要通貨(米ドル・ユーロなど)を使用して送金。あて先国での入金はあて先国の通貨(一部を除き)

9.  送金限度額

窓口:あて先国によって異なる。 ゆうちょダイレクト:1回あたり100万円未満、1日あたり200万円以下、1か月あたり500万円以下

10. 送金可能国

多数(ウェブサイトの下記ページの「国際送金取扱国一覧はこちら」から確認できる)
>>ゆうちょ銀行の国際送金(公式ページ)

11. 送金日数

送金先により異なる(ウェブサイトの各国ページから送金日数の目安を確認できる)

 

12. 窓口送金

13. 電話送金

不可

14. オンライン送金

 

 

*上記は、記事掲載・更新時点での個人による口座あて送金を前提にしています。ご利用に当たっては、必ず最新の詳細情報をご確認ください。

 

>>ゆうちょ銀行の海外送金の公式サイトはこちら

 

海外送金ラボ的まとめ

 

ゆうちょダイレクトで海外送金ができるようになって、便利になりました。とはいっても、ゆうちょ銀行の国際送金は、主として口座をあけている時間がないという場合やインターネットを利用しない場合の選択肢といえるでしょう(手数料は高くなりますが・・・)。

 

窓口利用でもゆうちょダイレクト利用でも、いずれも総額の送金コストは安くないので、可能であれば他の選択肢を検討するなど、状況に応じた対応をしましょう。

 

 

 

 

海外へ行くならば、外貨現金の準備も忘れずに・・・

 

多くの現金は必要ないですが、海外渡航が近くなったら、外貨現金の準備も忘れないようにしましょう。ある程度の外貨が手元にあれば安心です。

 

 

2016/8/15  2018/9/14

 

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