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テクニカルアナリスト試験の受験体験記~試験対策と資格について

2017-10-21

テクニカルアナリスト試験の受験体験記~試験対策と資格について

自分で時間をある程度コントロールなったの機会に投資の勉強をきちんとしたいと思い、テクニカルアナリストの試験を受験&合格しました。

一般の人でテクニカルアナリスト試験を受けている人は限られるので、試験対策、受験、難易度、資格、メリットなどをまとめました。

当記事は、当ウェブマガジンの編集長マリーがが別サイトに2017年10月に初投稿したものを当サイトへ移管したものです。

 

 

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テクニカルアナリストとは?

テクニカルアナリスト試験は、 日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)による、テクニカル分析に関する資格試験です。

  • 試験は1次レベルから3次レベルまでの3段階に分かれていて、合格するとそれぞれのレベルのテクニカルアナリストとして認定される。
    • 1次レベル:日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(Certified Member of the Nippon Technical Analysts Association、 CMTA®)
    • 2次レベル:国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(Certified Financial Technician 、CFTe®)
    • 3次レベル:テクニカル分析の知識体系に独自の新しい知見を加えた功績に対して授与され、国際テクニカルアナリスト連盟検定テクニカルアナリスト(Master of Financial Technical Analysis、MFTA®)の資格が与えられる。
  • 1次レベルと2次レベルの資格試験は日本語、3次レベルの資格試験は英語で行われる。
  • 1次レベルは日本テクニカルアナリスト協会の資格、2次レベル・3次レベルは国際テクニカルアナリスト連盟との国際連携している資格。

 

テクニカルアナリスト試験

当ウェブマガジンの編集長マリーがが受験したのは、1次レベルのテクニカルアナリスト1次試験です。レベルとしては、テクニカル分析についての基本的な知識や能力の修得を目標としている資格です。

受験しようと思った3つの理由

網羅的に勉強してみたかった

これまで株式やFX投資など、自己流でやってきました。各種の用語や理論も、わかっているようないないような・・・というのが正直なところでした。

ネットや雑誌でいろいろな情報があふれているなかで、一度網羅的に投資の勉強をしたい、と思ったのが、テクニカルアナリスト試験を受験しようと思った理由です。日本テクニカルアナリスト協会のHPにも、下記の抜粋のとおり「体系的に学べる」とあり、わたしの目的に合っていました。

日本には、テクニカル分析関連の書籍が入門書から専門書に至るまで多種多様なものが沢山あります。残念ながら、中には後講釈であったり、自説に都合の良い局面だけを解説しているような書籍も散見されます。こうしたなか、NTAAでは、テクニカル分析を初めて勉強する人も、既に独学で勉強されている方も、基礎から正しい用語の使い方や適切な判断の仕方を体系的に学んでいただき、実際の投資に応用可能な知識を修得していただくため、通信教育プログラムを提供しております。

(日本テクニカルアナリスト協会のHPよりより)

 

投資のスキルは生涯にわたって重要

若いころにもっと真剣に投資の勉強をすればよかった」と感じています。また、高齢の母が、「証券会社に言われるままに・・・」なってしまったことを見て、「投資知識は高齢になっても重要」と再認識しました。

そんなこともあって、遅ればせではあるものの「中長期的な視野を持って投資の勉強をしていこう」と思い、まずはこの試験を目標にしたのです。

 

テクニカル分析が好き

テクニカル分析の、特にエリオットの波動理論や一目均衡表の理論を、もっと深く勉強したいと以前から思っていました。試験範囲に、この分野も入っているので、きちんと勉強する機会になると思い、それも受験を決めた後押しになりました。

証券系の資格として、別に証券アナリストがありますが、証券アナリストの資格をとるのに実務経験も必要で、証券業界でキャリアを積んでいくための必須資格という性質が強いです。

これに比べて、テクニカルアナリストはテクニカル分析に特化しているところや、実務経験必要なしで間口が広いところなど、投資好きの一般人にも向いている点が、わたしにはよかったです。

 

試験勉強としてやったこと

受験資格として、指定の1次通信教育講座を約5ヵ月受講することになりますので、それを中心に勉強していきます。1ヵ月ごとに練習問題があり、それをすべて(全5回)提出することで、受講終了になります。

  • 受講期間中は、この毎月の練習問題をやるために、テキストの関連の部分を読み進めるという流れで、進めました。受講期間の5ヵ月間はそれのみ。
  • 参考図書として指定されている書籍「日本テクニカル分析大全」は、安くないけれども、テクニカル分析全般についての大著です。テキストは、この本からの一部が抜粋されている内容になっています。
  • 受講終了したのちに、体調を崩して入院となり、直後の試験を断念。
  • 1年あけて受験。その間にテキストが改訂され、試験範囲も増えてしまったので、直前1ヵ月には、練習問題の復習と新しい試験範囲を中心に勉強。
  • 特に計算問題については、わからないと全滅になると思ったので、練習問題の計算問題については、直前2週間に集中して復習。
  • モメンタムやフォーメーションの用語については、読めばわかるものの、しっかり暗記できないまま本番へ。

 

受験当日&試験について

東京での受験は、明治大学の中野キャンパスでした。とてもきれいなキャンパスで、受験環境としては、とてもよかったです。

  • 教室を3つほどに分かれて受験。受験生の多くは証券会社の若い社員さん?と思われる方々。ときどき一般の方と思われる中年の方がちらほら。女性はかなり少なめでした。
  • マークシート形式で、120分。問題数がとても多いので(たしか200問)、どんどん進めていく必要がありました。
  • 合格の目安がはっきりわからないものの、平均点がだいたい65点前後で、欠席者を除くと合格率が7割超えるので、自分としては75点くらいあれば合格かと想定していました。点がとれる問題での取りこぼしがないようにどんどん進めて、わからない問題や迷う問題に必要以上に時間をかけないようにしました。
  • わたし個人としては、鉛筆使ってのマークシート試験というのがかなり久しぶり。消しゴムで消したら真っ黒になって焦りました。適当に家にあった鉛筆と消しゴムを持って行ったのですが、やっぱり試験用に消しゴムはきれいなものを準備したほうがよかったと反省。試験という場の筋力が落ちてしまったなあと実感。
  • 選択肢問題は、迷うものが多かった・・・終わってテキストを見て、間違えてしまったものを散見してがっくり。

 

難易度について

わたしが受験した個人的な見解ですが、ご参考までに・・・。

  • 試験問題はすべてテキストの範囲で、通信教育講座の練習問題と同じレベルです。
  • 問題そのものの難問はないが、迷わせる選択肢がある点が間違えやすく、不十分な理解・暗記だと、大体はわかっていても取りこぼしてしまうリスクあり。
  • この分野を仕事にしている人や、投資の勉強をちゃんとやってきた一般投資家であれば、1次の資格試験は難しくないレベル。
  • 投資の勉強が始めてであっても、通信教育講座でテキストの全般を大体理解している状況があれば、(個人差はあるが)テキストと練習問題の直前の一ヶ月集中勉強で対応可能。

 

終わってみて試験対策として有効と思うこと

  • 試験問題は、通信教育講座の練習問題と、同じような様式ですが、問題そのものの細かな内容は違っていたと思います。(もしかしたら、一部同じものがあったかもしれませんが・・・)だから、練習問題とその解答の丸暗記だけの対策では不十分で、それよりも内容理解が重要です。
  • 全体を網羅なく勉強できればよいですが、どうしても時間が不足する場合には、練習問題に出ているところを重点的にやるのがよいと思いました。練習問題になっているところは重要なところ。そして問題を作る立場からすれば、問題を作りやすいところでもありますから。
  • 練習問題にある計算問題のパターンは完全にできるようにしておくこと。そうすれば計算問題では確実に点が取れます。

 

試験結果発表

結果は、試験から1ヵ月と少しして、先にインターネットで合格者の受験番号が発表されます。後日に結果通知書が郵送されてきます。

無事に合格していました♡

やっぱり、わかっている問題で取りこぼしがないようにした戦略がよかったのだと思います。

 

 

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テクニカルアナリスト資格について

1次の資格試験に合格して、日本テクニカルアナリスト協会へ入会すると、「日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(Certified Member of the Nippon Technical Analysts Association、 CMTA®)」と称することができるようになります。

「投資好きの一般人」として1次の資格試験を受験した場合には、試験合格のみで終わりにする方も多いような気がします。

わたし自身も、特にこの資格を称して何かをするという予定はありませんし、協会に関して批判的な過去の記事もありました。

そのため、少し迷いはあったのですが、テクニカル分析について興味も増していたので、以下の点を総合的に考えて、NTAAへ入会し、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストの資格をとることにしました。

 

テクニカルアナリスト資格のメリット

テクニカル分析に関するセミナー

NTAAは、テクニカル分析について各種のセミナーを開催しています。テクニカルアナリストになって協会の会員になると、基本的にこれらのセミナーにすべて無料で参加できます。みな専門家によるセミナーです。

セミナーの開催場所まで行かなくても、多くのセミナーは後日に会員向けにネット配信されるので便利です。

 

テクニカル分析に関する興味が持続できる

協会からの情報やセミナー・イベント等は、わたしのような投資好き一般人にとっては、ほどよい刺激になります。テクニカル分析に関する興味を持続できる点もよいです。

国際テクニカルアナリスト連盟のイベントなども、機会があればいつか参加してみたいです。

 

テクニカルアナリスト資格の留意点

会費がかかる

入会金・年会費がかかります。一般投資家としてコスパ的には、きちんと学んだことを投資活動にいかないともったいないことになります。

 

横のつながりはほとんどない

NTAAのホームページにある会員についてのページによると、2016年3月末現在で、会員総数はおよそ2,600人です。このうち、1次レベルの資格取得者である正会員の CMTA®は1,910人、うち569人が証券会社や銀行等以外のその他のカテゴリ所属になっています。

毎回の試験で合格者が100人前後いることを考えると、今はもう少し多い人数になっているはずです。この600人ほどのその他のカテゴリの CMTA®のうち、一般投資家はどのくらいなのかな~と検討がつきません。一般の会員同士のつながりはないので、その点はちょっと残念な気持ちもあります。とはいっても、つながってどうするのか?という気もしますが(笑)。

 

資格取得その後・・・

1次レベルの試験を終えて、今のところ資格試験として2次レベルへ進むつもりはありません。

その代わり、フィボナッチ・各種トレードツール・資源通貨など、自分の興味が見えてきたことを活かして、テクニカル分析の勉強を続けながら、日々のトレード活動をがんばっています。

 

まとめ

株式やFXトレードを自己流でやってきた方には、1次レベルのテクニカルアナリスト試験は、体系的にテクニカル分析を学べる機会になると思います。

投資好きの一般人で、テクニカルアナリスト試験に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです!

 

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